One Point Study

IT業界で使われる言葉を用語集にまとめてみました!

あ 行

■I/O アイオー Input/Output
コンピュータと周辺機器とのデータの入出力のこと。使用するデータ転送路、 データ転送方式によってシリアルI/OとパラレルI/O、同期I/Oと非同期I/Oなどに分けられる。

■アカウント acount
もともとは利用時間課金のコンピュータやネットワークサービスにおいて、 料金の請求対象となる単位のことであったが、現在ではコンピュータやネットワークを利用する権利や料金をいう。 「アカウントを持っている」ということは、コンピュータやネットワークを利用できる ユーザ名やパスワードが登録してあるという意味である。

■アスキー ASCII
文字やアルファベットを始めとした、1バイト文字について定めたASCIIコードのこと。 ※ASCIIコード・・・情報交換用米国標準コードの略で、128種類の文字、英数字、記号、 コンピュータ用制御記号などが8ビットで構成されている。

■アルゴリズム algorithm
ある問題を解くための一連の手順をいう。算法と訳す。 コンピュータを使ってある問題を解く場合、そのための明確な方法と手順を完全なかたちで記述する必要がある。 一般に、アルゴリズムとプログラムはほぼ同じ意味で使われるが、プログラムは特定の言語で書かれたもので、 アルゴリズムはそのプログラムのもとになった問題解決の手順や考え方をいう。 アルゴリズムの良否は、計算時間や必要なメモリ容量、簡潔さ、解の安定性や誤差などで判断される。 プログラムを設計する場合、アルゴリズムはデータ構造とともに重要なポイントである。

■イーサネット Ethernet
米国のXEROX,DEC,Intelの3社が、1980年に共同開発したバス型LANの標準規格。 小規模のLANが簡単に構築できるものでLANの代表ともいえる。

■イニシャライズ initialize (初期化)
1.ハードディスクやフロッピーディスクをはじめて使う場合に、OSで使用可能な状態にすること。 イニシャライズ、フォーマットともいう。
2.コンピュータをリセットすること、プログラムをメモリに移していつでもスタートできる状態にすること(インストール)、 周辺機器をすぐに使える状態にすることなど。

■インテグレータ intregrator
システムインテグレータという場合は、ユーザの目的に合せてシステムを構築する(システムインテグレーション)サービスを行う業者のこと。

■ウィルス Computervirus
ネットワークやフロッピーディスクなどを介して、コンピュータからコンピュータへ勝手にコピー増殖していくようなプログラムの事。 病原体のウィルスが伝染する様にたとえてこう呼ばれている。 また、ウィルスの感染を防止したり、感染してしまったウィルスの検出や除去(治療)をするプログラムをワクチンソフトという。 コンピュータウィルスの感染防止対策としては、出所不明なディスクは使用しない、定期的に最新のワクチンソフトで検診することなどである。

■運用テスト operationstest
システム部門による開発作業が完了したコンピュータシステムを、運用部門に引き渡し、本番運用と同じコンピュータ環境で、 正しく動作するかどうかを検証すること。

■エクスポート export
あるアプリケーションで作成したファイルを他のアプリケーション、あるいは他のコンピュータシステムに送り出すこと。

■エディタ editor
一般には文字を編集するプログラムを指し、主に文章の編集をするテキストエディタを指す場合が多い。 また、画像を編集するプログラムの場合はグラフィックエディタともいう。

■エラーログ errorlog
コンピュータシステムでエラーが発生した際に、エラーコード、エラーメッセージといったエラーの内容や、 エラー発生時の主記憶装置の内容、プログラムの処理状況、通信状況などの記録をいう。 この情報をもとに、発生した障害の原因を究明することができる。

■大型汎用コンピュータ
科学技術計算、事務処理、制御用など、ソフトウェア次第でいろいろな用途に利用できるコンピュータ。 一般には、汎用性のある大型のコンピュータを指すが、たんに大型コンピュータを指す場合はメインフレームということもある。

■オーバーフロー overflow
演算結果の絶対値が大きすぎて、使用している記数法では表現不能となった状態。 桁あふれともいう。数値は、数学的にみれば無限の広がりがあるが、コンピュータで扱える数値は有限である。 データの値は一定の(有限な)桁数の0と1の組合わせで表現されているため、表現できる値の絶対値には最大と最小の限界がある。 したがって、この限界を越えると値を表現することが不可能になり、コンピュータは計算を続けられない。最大値を超えてしまった場合を オーバーフローといい、最小値を下回った場合をアンダーフロー(下位桁あふれ)という。

か 行

■カーソル cursor
画面上で入力位置を示すマーク。文字を入力する場合は文字カーソル、マウス位置を示す場合はマウスカーソルと呼ばれる。 カーソルの形状はアプリケーションごとに異なり、一般に文字カーソルの場合、入力位置を下線で示すもの、文字を反転表示させるもの、 I型の記号(アイビーム)が文字と文字の間に表示されるものの3種類がある。 マウスカーソルはマウスポインタとも呼ばれ、矢印型や十字型の他に、選択している機能によって様々な形状がある。

■カーネル kernel
OSの中で最も基本的で重要な部分を指す。コア、ニュークリアスなどともいう。 OSの中核部分にあたるもので、プロセス間制御や割り込み処理、メモリ管理といった基本制御を担うプログラム。 ドライバなど、その他の機能をモジュール化することで、機能の追加や拡張を容易にしている。

■拡張バス expansion bus
機能拡張用ボードなどのために用意されたバス。 ※バス・・・CPUと周辺機器をつなぐ結線。もしくは、ある機器間をつないで信号をやり取りするための規格やハードウェアを指す。

■キーボード keyboard
キーが規格に基づいて並べられている入力装置。

■記憶装置 storage, memory
情報を記憶するための装置で、主記憶装置と補助記憶装置がある。 国際規格およびJISではストレージと呼ぶように決めているが、慣習的には、本体に直接組み込まれるものをメモリ、 外付けものものを外部メモリなどと呼ぶことが多い。 代表的なものには、RAM、ROM、ハードディスク、フロッピーディスクなどがある。

■基本処理装置 BPU
プログラムから命令を呼び出し、解釈して、実行のために各種周辺回路へ送り出す装置、または回路。

■クライアントサーバシステム C/S
特定の処理を実行するサーバと、そのサービスを受けるクライアントで構成されたネットワークシステム。 サーバが処理を分担しているので、ネットワーク内のデータ伝送速度が高速であれば、各クライアントマシンの負担は軽く、 短時間で多くの業務遂行ができる。 また、複数のサーバを用意することで、コミュニケーションサーバが通信を行っている間に、データベースサーバが検索を行い、 プリントサーバが帳票を印刷するといった、複数の作業を同時に処理することも可能である。C/Sとも記す。

■グループウェア groupware
部署やプロジェクト内の業務を効率的にするために、コンピュータや通信などのネットワークを利用してグループで 作業するためのソフトウェア。情報の共有、リアルタイム処理によって生産性を向上させる目的とする。 電子メール、電子会議、進行管理などのシステムがある。

■ケーブル Cable
信号、または電力を通す導体を絶縁被膜、保護体で覆った線。同軸ケーブル、フラットケーブルのように銅線を媒体に用いたものや、 石英ガラスを媒体に用いた光ケーブルなどがある。 電線部分だけでもケーブルと呼ぶが、コンピュータ関連でケーブルという場合は、コネクタが付けられている状態をいう。

■桁上げ carry
コンピュータ内部の演算は有限精度であり加算や乗算をすると桁上がりを起こす。 この桁上がりをキャリー、あるいは桁上げという。 通常CPUでは、キャリーを関しするためにレジスタの一部を使うが、そのビットをキャリービットという。

■光学式マウス optical mouse
物理的な接触をせずに光学的に移動距離などを算出して、画面中ポインタに反映するマウス。 精度や耐久性などでボール式のマウスを上回る。

■構造体 structure
C言語の用語。異なった複数の変数からなるデータ体をいう。 Pascalではレコード型と呼ぶ。

■コメット comet
情報処理技術者試験で、アセンブリ言語の試験をするために設けられた仮想の16ビットコンピュータ。

さ 行

■サンデープログラマ Sunday programmer
趣味でプログラムする人。休日などの余暇時間を利用してプログラミングすることから、こう呼ばれる。 ホリデープログラマと同義

■シーケンシャルファイル sequential file
データベースなどで、レコードのデータを単純に順番に記録したファイル。 参照したいレコードがあった場合、ファイルの先頭から読み込まなくてはならない。 順(順次)編成ファイルともいう。

■スーパーバイザー supervisor
計算機が効率良く働くように、一般のプログラムよりも高い優先度で動作するシステムプログラム。 一般には、OSといわれる。 プログラムの実行権の移動やデータの入出力を制御する。

■整列ソート sort
データベースソフトなどで、データを指定した条件で並べる事。たんにソートともいう。

■セッション session
CD-Rに書き込む際の処理単位。シングルセッションでは1度しか書き込めなかったが、 マルチセッションにより、追記ができるようになった。また、パーティションを分けたハイブリッドディスクもマルチセッションである。

■ソースプログラム sourceprogram
プログラミング言語で記述されたプログラム。ソース,ソースコード、原始プログラムともいう。 ソースプログラムは、人間に理解しやすい高級プログラミング言語で記述されたプログラムで、そのままではコンピュータで実行することはできない。 ソースプログラムをコンパイラで機械語に翻訳してオブジェクトプログラムにすることで、コンピュータで実行できるようになる。

た 行

■ターミナルアダプタ TA
デジタル講習回線に従来型の端末を接続するために使用する機器。

■ダイナミックリンクライブラリ DLL
Windowsなどが持つ機能。ライブラリファイルをメモリにロードすることで、複数のアプリケーションから利用できるようになり、 結果的にメモリやファイルサイズの節約になる。拡張子は「.DLL]

■第4世代言語 4GL
コンピュータの知識を持っていないエンドユーザが、コーディングすることなく、簡単に対話的に開発することができる言語 4GL(フォージーエル)ともいう。こうした言語の登場で、エンドユーザのコンピュータシステムを開発する機会が大幅に増えた。 第4世代言語には、米国UNiSYS社が販売するMAPPER(マッパー)、米国Oracle社など、RDBベンダーが販売する各種4GL製品がある。

■タスク task
コンピュータ内での仕事の最小単位。 多重プログラミングで動作しているコンピュータ内では複数のタスクが存在し、タスク管理プログラムにより順次実行される。

■チェックディジット check digit
コードが正しく入力されたかどうかをチェックするための符号。コードに使用されている数字の1桁目などをチェックする。

■中央処理装置 CPU
コンピュータの本体となる中央処理装置のこと。MPUと呼ぶこともある。 また、コンピュータ本体の意味でプロセッサと同義に使われることもある。 コンピュータは演算装置、主記憶装置、制御装置、入出力装置などから構成されているが、そのうち演算装置と制御装置を合せた部分がCPUにあたる。 主記憶装置までを含めてCPUということもある。

■ツイストペアケーブル twisted paircable
シールドのない細い2本の線をよったケーブルで10BASE-Tでのイーサネット接続やISDNなどに使われる。 電話機のケーブルとほぼ同じ単純な構造のため、取り回しが容易で低コストだが、ノイズや伝送距離の制約がある。

■通信プロトコル protocol
コンピュータ同士で通信する際に必要な規則。 コンピュータ間でデータの受渡しをする場合、データの送り方や情報の形式などが統一されていなくてはならない。 そのために、通信速度、通信方式、エラーチェックの方式、データの形式などの約束事をまとめたものをいう。

■ディスクミラーリング disk mirroring
ディスク装置の共有領域に同一内容のデータを複数用意することで、多数のクライアントマシンをようするサーバ側の、ディスク装置の信頼性を高める技術。

■デイジーチェーン接続 daisychain connection
周辺機器を直列につなぐ接続方式。カスケード接続とも呼ばれる。 これに対して、1か所からすべてにつながるものをスター接続という。デイジーチェーンの例としてはSCSIがある。

■ディスクアレイ diskarray
データを分割し、複数のディスクに書く事で性能を高めたディスク装置。RAIDともいう。 複数のディスクに書き込むことで、データ転送速度の向上、ディスク装置の信頼性向上、および低価格化が期待できる。

■データフローコンピュータ data-flow computer
非ノイマン型の並列処理コンピュータの1つで、複数の演算プロセッサが、非同期的に複数の演算を同時に処理するコンピュータ。 データフローマシンともいう。各々に特定の処理が割り当てられている単機能の演算プロセッサで並行して処理が進められるため、 ノイマン型コンピュータに比べると、圧倒的に処理が速い。

■デバッグ debug
プログラムの内容をチェックし、誤り(バグ:bug)を修正すること。 デバッグは、プログラム作成時間の大半を占めるといっても過言ではないほど重要な作業である。 デバッグには、様々な方法や道具があり、デバッグに用いる道具をデバッガという。 デバッガには、ソフトウェア単体で動作するものと、ハードウェアとソフトウェアを組合わせて動作するものとがある。 主に、前者はプログラム内部の動作をチェックするもので、後者はCPU本体の動作や組み込みシステムなどのリアルタイム動作をチェックする。

■ドラッグ&ドロップ drag and drop
マウスの操作方法の1つ。 WindowsやMacintoshで、アイコンをドラッグして目的のところでボタンを離すこと。 別のフォルダの上にドラッグ&ドロップすれば、ファイルは移動する。 データファイルのアイコンをアプリケーションのアイコンにドラッグ&ドロップすれば、アプリケーションが起動してファイルが開く。

な 行

■ナノ n
10億分の1をあらわす補助単位

■二次元バーコード
製造元や商品番号、価格などを、白と黒の平行線の組み合わせにコード化したもの。 これを一次元バーコードという。 近年には二次元に図案化することで、全方位からの読み取りを可能とした二次元バーコードもある。 主に携帯電話で利用されるQRコード等が代表。

■入力装置 input device
コンピュータにデータを入力する装置。 キーボード、マウス、スキャナ、音声認識装置などがあげられる。

■ヌル null
何もないことを意味する言葉。 ほとんどの型に代入でき、値そのものが存在しないことを示す。 文字の場合はヌル文字といい、文字列中に挿入、削除できる制御文字のこと。 これはメモリの空きや処理時間の空きを埋めるもので、空文字ともいう。

■ネスト nesting
あるルーチンやデータブロックの中に、別のルーチンやデータブロックがはめ込まれること。 入れ子構造ともいう。 プログラミングにおいては、ある処理を行う文や手続きが完結する前に同様の処理をすること。 ループ文の中のループやルーチン内でのサブルーチンコール、関数呼び出しの引数に関数呼び出しを使うこと、 コメントを含む文全体のコメント化など多くの種類がある。

■ネット net
ネットは網のことだが、ネットワークの略称として使われている。

■ノード node
ネットワークを構成する個々のコンピュータ、端末装置、通信制御装置を示す論理的な表現。 通信システムでは、回線や中継線が集中して接続される節点のことを局と呼び、複数個のノードを結んだ論理関係をリンクという。

は 行

■パーソナルコンピュータ
個人で使用できる小型の汎用コンピュータの総称。略称はパソコン。 もともとはスタンドアロンの小型コンピュータとして開発されて使われていたものだが、最近はLANの端末としても欠かすことができない。

■ハードディスク HD
コンピュータ用の外部記憶装置の1つ。 HD、HDD、固定ディスクなどともいう。ディスクは硬質の磁気媒体でできていて、一般にはディスクの交換ができない。 構造的には、ディスク板がスペーサー(spacer:間に隙間を作るもの)を挟んで何枚か重なった状態になっている。 ヘッドは1面につき1個。ディスク板は主に精密ガラスまたはアルミ系の合金が使われており、その表面に塗布、もしくはメッキ、蒸着などの 手段で薄い磁化膜が張られている。

■光ファイバー optical fiber
光通信において伝送路として用いられる通信媒体。2種類の媒体における境界面での全反射を起こす特性を利用し、 光による情報伝達を可能にしたケーブル。伝送中の信号の損失が少なく、電磁ノイズにも強い。素材として通信用には石英ガラス、 オーディオ製品など民生用の限られた範囲ではプラスチックファイバーが利用される。

■ビットマップ bit map
着色されたドット(点)で記録した画像。 ペイント系グラフィックソフトで描画した画像は、基本的にビットマップになる。 拡張子が「.BMP」のファイルを、特にビットマップファイルというときがある。

■ヒューマンインターフェース human interface
マンマシンインターフェースともいわれる。 コンピュータと人間との接点にあって、両者の仲介する機器、およびそれを制御するソフトウェアを指す。 コンピュータの場合、表示機器や入力機器、ソフトウェアの操作性なども含む。 また、コンピュータと人間とを効率よく仲介する仕組みを指すこともある。

■ファームウェア furmware
ハードウェア化されたソフトウェア、あるいはROM化されたソフトウェア。 ハードウェアとソフトウェアの中間的性格を持つため、特に両者と区別していう。 本来はマイクロプログラムで記述したプログラムをいうが、現在ではROMに格納したOSやBASICインタープリンタ、そしてブートストラップなども指す。 コンピュータの処理能力向上のため、ソフトウェアの一部をファームウェア化する傾向が進んでいる。

■ファイル転送プロトコル file transfer protocol
ファイル転送を行うための通信規約(プロトコル)。 TCP/IPで利用されるFTPやXMODEMなど。

■ページング paging
仮想記憶システムによるメモリ管理方式の1つ。 仮想アドレス空間を一定の大きさの部分に分割し、このページ単位で仮想アドレスから実アドレスへ変換を行う方法。 ページの大きさは固定的で、コンピュータにより異なるが、16から24バイトの範囲の2の倍数が用いられる。

■変換プログラム
データやプログラムを他のデータ形式に変換する事をコンバージョンと言い、コンバージョンを行うためのプログラを交換プログラムという。

■ポインタ pointer
1.ポインティングデバイスを操作する際に画面上に表示されるカーソルのこと。
2.ファイル内のレコードの位置、あるいはレコード内のフィールドの位置を指すもの。

■補助記憶装置 auxiliary memory, auxiliary storage
主記憶装置を補うための記憶装置のことで、コンピュータ用のプログラムやデータを記憶する装置。 外部記憶装置、二次記憶装置ともいう。記憶媒体にはフロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスクなどがある。 補助記憶装置は拡張性に優れており、しかも大容量である。

ま 行

■マウス
ポインティングデバイスの一種。 本体からケーブルが出ている形が、尻尾の付いたネズミ(マウス)に似ていることから名づけられた。

■マトリクス matrix
装置やデータを縦横に格子状に並べた配置。 マトリクス回路は、同一規格の回路や部品を格子状に連結したもの、マトリクスデータは、ワークシートなどでデータが格子状に入力された状態を指す。

■マルチプロセッサ multi-processer
1台のコンピュータの中に複数のCPUを搭載し、処理を分散させることで全体の高速化を図ったもの。 パソコンでは一部で実装されている程度だが、汎用機などの大型コンピュータのほとんどはマルチプロセッサによる高速化を行っている。

■ミップス MIPS (Million Instructions Per Second)
コンピュータの処理速度を表す単位。 1秒間に実行できる命令の個数を100万単位で表す。 ミップスと読む。コンピュータ性能を示す1つの目安になる。 また、1秒間に実行できる命令の個数を1000単位で表すことKIPSという。

■無線LAN wireless LAN
電磁波や赤外線などの、有線ケーブル以外の伝送路を利用したLAN。 ワイヤレスLANともいう。 伝達距離は数10~数100m程度だが、指向性アンテナを用いることで数キロまで延ばせる場合がある。 用途や方式にもよるが、1~10Mbps程度の転送が可能な製品が多い。 有線ケーブルの大半を省略できるので、パソコンなどの端末は比較的容易に移動できるが、通信速度の制限、障害物からの影響、高コストなどのデメリットもある。

■メーリングリスト Mailing List
電子メールを使って、特定の話題に関しての情報交換が行えるシステム。 メンバーのメールアドレスのデータベースを持っている。MLと略す。 メーリングリストに電子メールを送ると、リストに登録されている全アドレスに配布され、その返事も全アドレスに送られる。 複数のメンバーが共通の話題でディスカッションできる。

■メモリダンプ memory dump
コンピュータのメモリの内容を、16進数や文字データで画面に表示したり、プリンタで印刷したもの。 メモリイメージともいう。または、メモリ上のデータ内容をファイルとしてコピーすること。

■目的プログラム object program
ソースプログラムをコンパイラで機械語に翻訳したプログラム。

■モデリング modeling
立体的に表示したい対象を三次元データで構築すること。モデル化ともいう。

■モンテカルロ方式 Monte Carlo method
確立論的問題を大量の乱数を当てはめて実験し、解析する手法。 問題の条件式に、コンピュータで発生させた乱数を当てはめ、その結果から得られる確率に統計的検定をする。 自然科学分野などで、確立論的に発生する問題をシミュレーションで解くのに適した方法。 この手法は従来からあるが、コンピュータを利用することで、実験の初期条件の設定→実験→実験結果の解析が、 短時間で大量に処理できるようになり、様々な分野で実用化されている。

や 行

■ユーザインターフェース user interface
ユーザとコンピュータを結ぶもので、キーボードやマウス、ディスプレイ、プリンタなどがこれにあたる。 コンピュータを使いやすくするには、ユーザインタフェースの開発が重要である。 最近はユーザインターフェースの開発の一貫として、光学式文字読み取り装置なども開発されている。 マンマシンインターフェースと同義に使われることもある。

■ユースウェア useware
コンピュータ関連のサービス産業。またはそのサービス内容。 一般に、コンピュータ産業の商品をハードウェア、ソフトウェアに分け、それに続く第三の商品として、 メンテナンスやコンサルタントなどのサービスをユースウェアという。 ユーザサポートとは異なり、有償の業務として行われる。

■呼び出しシーケンス calling Sequence
プログラムでサブルーチンを呼び出すときの手順、および取り決め。 呼び出し手順ともいう。

■読み出し専用メモリ ROM
Read Only Memory. 書き込みができず、読み出しだけが可能な記憶装置。
一般には半導体ROMを指すが、CDやLDのような記憶媒体を指す事もある。
半導体ROMには、マスクROM(工場での製造時に内容が書き込まれえいる)、PROM(ROMライターにより データが書き込めるROM)の2種類があり、PROMにはさらに、データ消去、再書き込みが可能なEPROMとEEPROM、 フラッシュメモリなどがある。
RAMと異なり、電源が切られてもデータは消えない。IPL,ブートストラップや画面表示用の幹事フォントを記録した漢字ROMなど、 パソコン起動時に必要なプログラムが焼き付けられている。

ら 行

■ランタイムモジュール run-time module
プログラム実行時に参照され、実行される外部プログラム。
OSや開発環境から提供されるランタイムライブラリや、プログラムの作成者によって作られたものを指す。

■ランドスケープ landscape
印刷用紙を横長に使った印刷方法。

■リカバリー data recovery
破損したり、消去されたデータを復元すること。正確にはデータリカバリーという。

■リブート reboot
システムを再起動すること。

■ルータ router
ネットワークの相互接続装置の1つ。レイヤー3(ネットワーク層)プロトコルに基づいて経路制御を行う中継装置。 まとめられた可変長のデータ(パケット)の行き先を管理するための交換機で、データのあて先を調べて自分の ネットワークからデータを送り出したり、自分のネットワークへデータを取り入れたりする。 他のネットワークから別のネットワークへのデータの中継、転送も管理する。

■ループ loop
指定条件が満たされるまで何度も繰り返し行われる処理。
終了条件の指定や次の命令を実行させないと、繰り返しの実行が続き、次の動作に移れない状態を無限ループという。

■レイアウト Layout
文書が画像の配置位置や画面構成、デザインなど。

■レコード record
データフィールド(項目)の集まり。 プログラムが1件ぶんのデータとして扱う単位を論理レコード、1回の入出力で扱う単位を物理レコードという。 レコードが集まったものがブロックで、ブロックの集まりがファイルである。 また 名簿のデータベースにたとえて、1人ぶんの情報が1レコード、その中の住所や名前や、性別などの項目をフィールドという。

■レスポンス response
信号を発信してから、その信号に応答するまでの状態のこと。 この発信から応答までの時間をレスポンスタイム(応答時間)という。

■ロード load
磁気ディスクのような外部記憶装置から、プログラムやデータをメインメモリ上に読み込ませること。 プログラムファイルは、これによって実行できるようになる。

■ログオン
端末をホストコンピュータに接続すること。 回線とのハードウェア的なアクセスだけでなく、IDの取得やセッション開設手続きも含む。

わ 行

■ワークフロー work flow
オフィス業務の効率や生産性を高める目的で、仕事の発生から終了までの流れを図式化したもの。
企業内の業務処理や伝票処理の流れを図式化し、分析、改善するもので、この流れに沿って事務処理をコンピュータ化したものをワークフローシステムという。 ワークフローシステムを開発することで、業務処理の無駄が削減され、人為的なミスも防止できる。

■ワイルドカード wild card
もともとはトランプのジョーカーにあたる万能札のことだが、MS-DOSやUNIXなどでは任意の文字列として利用できる「?」「*」などの特定の文字をいう。 この場合、「?」は任意の1文字を、「*」は任意の文字列を表す。 COPYやDELなどのコマンドを実行する場合に、名前にワイルドカードを利用することで、ファイルをまとめて指定することができる。 また文字列を検索する場合などにも利用する。
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